timeleapのブログ

基本はツイッターに投稿した映画の感想を貼り付けてます。

オンリー・ゴッド

映画館にて「オンリー・ゴッド」鑑賞
☆4.5/5

レフン監督がまたやってくれたぜ。今回もビビッドな色を多用、「ドライヴ」の時の鮮やか・艶かしさとは違い、全体的に地獄の様な重々しい色、僅かな黄色い玉の様な光が点々と。その中でさらに現実と虚構が交錯する映像、映像だけで酔ってしまった。

続き。北野映画でもそうなのだが台詞は極限まで排除されていて自分の想像・思考を緩めると完全に置いてきぼりにされる。今作のゴズリング兄さんはと言えば「俺と戦うか?」と言うメチャカッコいいセリフ!…でもこの後衝撃の結末。あぁ、ゴズ兄さん… http://t.co/KZJzlK0xMG

続き。欺瞞が見え隠れするタイという舞台の不穏な空気感。容赦なく無慈悲な裁きを下すタイ人警部補で闇社会のボス(タイでは実際に死刑執行時あの刀を使うらしい)、その後の宗教的謡曲。自分と兄を比較し続けた母親との確執。究極で唯一無二のバイオレンス映画だと感じた。もう一度観に行かねば。