timeleapのブログ

基本はツイッターに投稿した映画の感想を貼り付けてます。

スノーピアサー

映画館にて「スノーピアサー」鑑賞

☆3.5/5

ポンジュノ監督最新作、俳優陣も魅力的。面白いしグッと来る場面はたくさんあったのだが期待しすぎたかも。気になる所が結構あったなぁ。温暖化を阻止するため化学薬品CW-7を世界中に散布したが、氷河期を引き起こしてしまった2031年が舞台。

続き。全人口は列車の中だけで“ノアの方舟”とも呼ばれており、列車内で後方車両では貧困層が、前方車両では富裕層が暮らしていて、虐げられてきた貧困層の革命が話の軸になっている。面白いのが列車=社会の縮図、列車の創設者ウィルフォードという人物が神の座にいること。なかなかのどんでん返しも

続き。斧でのバトル、松明で逆転、レオンのカッコ良さ最高!ただ全体的にモヤモヤが…。透視能力のある少女ヨナのその能力の回収がされてないよなぁ、見落としてたのかなぁ。列車やレールのメンテナンスはどうなっているのか、そもそもだが何で列車は走り続けているのか。説明台詞もちょいと多かった。


《追記》
ポンジュノ監督は僕にとって映画に夢中になるきっかけをくれた恩人なのです。最初に観た「殺人の追憶」なんか観終わった後、なんじゃこりゃぁああぁ!と度肝を抜かれたもので、この時から映画を能動的に観るようになった気がする。「母なる証明」なんかは僕にとって人生のベスト級映画です。「吠える犬は噛まない」「グエムル」もかなりの高水準で大傑作です。
さて、今回の「スノーピアサー」は最近「映画秘宝」で読んだ、エガちゃんの“ポンジュノは近未来映画より近距離映画を撮りやがれ”的な言葉がグッとくる表現だなと感じました。僕も結構似てる想いですよ。